持ち物の手荷物検査とその厳しさ 

東京高等裁判所・東京地方裁判所・札幌高等裁判所・福岡地方裁判所、最高裁判所などでは、職員や事件当事者に対する暴力行為を防ぐために、玄関で、金属探知機やX線を使った持ち物検査が行われています。
法曹関係者(裁判所職員・検察庁職員・法務省職員・弁護士・司法修習生)と一般人とでは入場ゲートが異なり、一般人は、検査ゲートを通過し、手荷物検査を受けないと入庁できないようになっています。
弁護士と違い、同じ法律の士業でも司法書士や行政書士は、検査ゲートを通過する必要があります。
訴訟の当事者本人も、検査ゲートを通過する必要があり、弁護士の信用度は極めて高いということになります。
ただし、弁護士事務所職員の身分証明書(所属の弁護士会に申請をして発行されるもの)があると、雇っている弁護士が責任を負うので、弁護士でなくても一般入り口以外から入庁ができるようになります。
ニュースなどで取り上げられる裁判があると、傍聴人が多くなるので、入庁の際は時間に余裕をもつ必要があります。
持ち物でも法銃砲刀剣類は当然禁止されていますが、筆記用具やカメラの持ち込みは可能です。しかし、持ち込み可能と使用可能とは別問題です。
法廷では、裁判長に法廷警察権(裁判所法71条)が認められており、法廷の秩序を維持するために必要な処置を行うことができます。開廷中に法廷内を撮影することは禁止されていて、裁判長の許可を得れば録音は可能ですが、許可が出ることはまずありません。
現在、法廷でメモを取ることは、憲法21条の知る権利で、一般傍聴人にもメモが認められています。

Comments are closed.